「肩がこりすぎて頭痛が起こる。。。」なんて経験をされた方は必見です。
頭痛は偏頭痛や緊張型頭痛など分類されますが、主な原因が肩こりから来る頭痛は、その原因である肩こりを解消すれば頭痛も治まります。市販の頭痛薬を飲むのも選択肢としてはありますが、薬に頼りたくない、または薬を飲んでも治まらない、妊娠や授乳のため薬を飲むことができないなど、悩み方は人それぞれです。
そこで今回は、副作用の心配がない鍼灸による肩こり解消法をお教えします。
肩こりは国民病?
30代・40代の肩こり経験者50,000人を対象に行われたアンケート調査では、「肩こりは日本の国民病だ」と思うかと聞くと、肩こりは73.5%が「国民病だ」と答えています。
また肩こりの経験年数を聞いた所、平均して12.4年、また男性(10.2年)より女性(13.9 年)の方が長く悩まされているという結果が出ました。
参考:全国47都道府県男女50,000人に聞く、肩こり・腰痛調査(第一三共ヘルスケア)
肩こり頭痛とは?
頭部に血液を送る太い血管は、首に左右4本あります。この血管が肩こりによって固くなった筋肉に圧迫され、十分な血液(動脈血)を頭部に送れなくなったり、逆に頭部からの血液(静脈血)を心臓に戻すことができなくなり「うっ血」を起こすために頭痛が起こります。
またその左右の血流差が大きくなるとめまいや耳鳴りといった症状を引き起こす場合があります。
眼精疲労からくる頭痛
パソコン作業や読書、スマホなどで目を酷使すると、眼精疲労が起こります。その疲れが首筋の後ろの天柱というツボのあたりに貯まります。
このツボを人差し指で押さえながら、首を動かさずに目だけを左右に動かすと、この下の筋肉もわずかですが盛り上がってくるのが分かるかと思います。これは、目を動かすだけでも首の筋肉を使っているということを表しています。
つまり目の使いすぎが肩こりにつながり、さらに肩こりがひどくなると頭痛が起こるということになります。
肩こりに効くツボ
- 天柱(てんちゅう):後頭部の生え際の中央から2cm程外側のこりっとしたところ
- 風池(ふうち):天柱から1cm程外側の窪み
- 肩井(けんせい):肩の頂点で押すと気持ち良いところ
- 肩外兪(けんがいゆ):肩甲骨の内側上方の骨際のすぐ上
- 曲垣(きょくえん):肩甲骨の内側上方で押すと痛いところ
- 天宗(てんそう):肩甲骨の中心あたりで押すと痛いところ
- 肩貞(けんてい):脇の下から親指一本分上に上がったところ
これらのツボはマッサージや指圧などで押されると「イタ気持ち良い」というような表現で表される場所です。特に肩井(けんせい)のツボは肩こりにとても効果的です。
ツボの効果的な使い方
マッサージで押してもらうととても気持ちよくてその日はすっきりしますが、1,2日経つとすぐに元に戻ってしまうような場合があります。
それは筋肉のこりを的確に捉えきれてないからです。
鍼灸ではこれらのツボに対してピンポイントで刺激を与えることにより効果をより高めることができます。
当院の肩こりに対する治療では、これら一般的なツボに加えて、当院独自の肩こりが劇的に改善するツボにパルス治療を行います。
そのツボは企業秘密のためここではお教えできないのですが、このツボはどんな肩こりのツボよりも効果を出すことができます。
「いくらマッサージに行っても良くならない」「肩こりはあるのが当たり前だから諦めている」とお考えの方は一度ご相談ください。
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